陳舜臣文學中的華僑形象 ―以《枯草之根》為中心

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Title:	陳舜臣文學中的華僑形象 ―以《枯草之根》為中心
Other Titles:	The Overseas Chinese Image in Shun-Shin Chin Literature— Focus on “Karekusa no Ne”
Authors:	徐韻婷 Hsu, Yun-Ting
Contributors:	笹沼俊暁 SASANUMA TOSHIAKI 日本語言文化學系
Keywords:	陳舜臣;枯草之根;戰後社會;華僑陳舜臣;枯草の根;戦後社会;華僑
Date:	2015
Issue Date:	2015-12-15T07:52:19Z (UTC)
Abstract:	陳舜臣（1924～2015）以中國的歷史及文化作為主要題材撰寫了許多作品，至今獲得了江戶川亂步賞、直木賞、日本推理作家協會賞等肯定。他的文學才能雖然在日本文壇上擁有高度評價，但另一方面在學術研究上卻鮮見以陳舜臣為題材的研究，可推斷是因其成長背景、國籍的變換、中日文化融合複雜性等因素，造成他在不管是台灣、中國、日本的文學研究中邊緣化的特性。本研究將以陳舜臣的著作《枯草之根》為中心，透過在政治史、經濟史的資料上不易顯現如人的情感、行為等小說分析，闡明戰前到戰後華僑的意識及行動，更進一步了解陳舜臣這位作家在戰後社會的華僑表象上，所採取的態度。陳舜臣（1924～2015）は中国の歴史と文化をおもな題材にして、多くの作品を書いてきた。これまでに江戸川乱歩賞、直木賞、日本推理作家協会賞を受賞し、ミステリ作家の三冠を果たしている。だが、彼の文学才能は日本の文壇で高い評価を受けてきた一方、学術研究の題材にならなかったという状況がある。おそらく、彼の成長の背景と国籍の変換、中日文化融合の複雑さなどが関係していると考えられる。そのため、彼は台湾、中国、日本のいずれにおいても、文学研究の主要な潮流からは周辺化されてきたと考えられる。本研究は陳舜臣の著作『枯草の根』を中心に、政治史や経済史の叙述や資料には通常あらわれない、当時の人々の具体的な感情や個別の動きが書き込まれる小説の分析を通して、戦前から戦後にかけての華僑の意識や動きなどの生活状況をも明らかにしようとする。さらに、戦後社会における華僑とそれをめぐる表象、そしてそのなかで陳舜臣が取ろうとしたスタンスを明かにする。
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